2023.02.18 10:50
ラム酒生産、NFTで挑戦 黒糖焼酎メーカー、喜界島
ラム酒のたる詰め作業=2022年12月、鹿児島県喜界町(ジャパンインポートシステム提供)
暗号資産(仮想通貨)の技術を使ったデジタル資産で国内外から資金を集め、ラム酒を広く売り出そうと鹿児島県・喜界島の黒糖焼酎メーカーと東京の酒類輸入業者が挑戦している。出来上がったラム酒を受け取れる権利を小分けし、複製不能な「非代替性トークン(NFT)」として2023年中に販売。人気が出れば高く転売できる可能性もあり、海外の投資資金も呼び込む考えだ。
喜界島酒造と酒類輸入業のジャパンインポートシステムは新会社をつくり、21年にラム酒の製造を始めた。ジャパンインポートシステムは関連会社を通じて、東亜酒造などのたる詰めウイスキーのNFT販売に関わっており、その経験を生かす。