2023.02.18 09:19
22年の日本酒輸出、過去最高 和食ブームで商機拡大へ
日本酒の輸出量推移
横浜税関は、2022年の日本酒輸出量が過去最高を更新し、3万5895キロリットルに上ったと発表した。一升瓶で換算すると、約1994万本分に相当する。新型コロナウイルス禍で一時減少したが、海外で和食ブームが広がる中、レストランなどの営業再開で需要が戻った。酒蔵は、さらなる商機拡大に挑む。
横浜税関によると、22年の輸出量は、コロナ禍で落ち込んだ20年の1・64倍に達した。輸出先は米国が最多で、次いで中国、韓国と続く。1リットル当たりの平均単価も過去最高の1323円。香港やシンガポールでは2500円を超え、高級品として人気だ。