2023.02.18 08:42
無人駅活用で地元に活気、群馬 事務室にカフェや自習室
JR上越線土合駅のカフェ「駅茶mogura」のスタッフ松尾真太郎さん=1月、群馬県みなかみ町
利用者の減少などで駅員が配置されなくなった群馬県みなかみ町のJR上越線土合駅と後閑駅の事務室がカフェや自習室に生まれ変わり、地域活性化に貢献している。地元住民は「雰囲気が明るくなった」と歓迎する。
土合駅は下りホームが地下のトンネル内に、上りホームと駅舎が地上にある珍しい構造で、「日本一のモグラ駅」として知られる。1985年に無人化された。
駅の活用方法を模索していたJR東日本の子会社による事業の一環で2020年8月、カフェを開いた。
後閑駅では事務室が自習室に生まれ変わった。18年に無人化、21年4月に駅を利用する高校生らを対象とした無料の自習室がオープンした。