2024年 05月09日(木)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.02.18 05:29

トルコ地震、日本の野営病院開く 発生278時間後に救出も

SHARE

 壊れた建物とがれきの山を見る人々=17日、トルコ南部カフラマンマラシュ(ロイター=共同)

 【ガジアンテプ(トルコ南部)共同】トルコ・シリア大地震で、トルコの被災地の医療に貢献しようと、日本の国際緊急援助隊の医療チームが震源に近いトルコ南部の町オーゼリにテントをつないだ野営病院を開き、17日に本格稼働した。住民が次々と訪れた。


 アナトリア通信によると、トルコ南部ハタイ県で17日、6日の地震発生から約278時間後にがれきから45歳男性が救出された。トルコ、シリア当局と国連によると、両国の死者は計4万5千人を上回った。トルコだけで3万9千人を超えている。


 野営病院は職業訓練校の駐車場に設けた。入院設備と手術室もあり、日本の医師や看護師らが高度な医療を提供。運営する70人超の多くは有志で、全国の大学病院や保健所などから集まった。近くの屋根付きグラウンドに宿泊場を置き、そこに張ったテントで寝泊まりする。


 チームの責任者の1人、日本の国際協力機構(JICA)の糟谷良久さん(54)は「いざという時のために訓練された隊員と共に、困っている皆さんを助けていく」と意気込んだ。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N主要 N国際

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月