温泉文化、ユネスコ登録へ検討会　自治体や関係省庁が参加

2023.02.17 18:26

高知新聞社

　温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向け、支援を求める要望書を山本一太群馬県知事（左）、馳浩石川県知事（右）から受け取った永岡文科相＝１７日午後、文科省

　温泉文化の国連教育科学文化機関（ユネスコ）無形文化遺産登録に向け、自治体や関係省庁、有識者らで検討会を設置することが１７日、明らかになった。山本一太群馬県知事が、東京都内で永岡桂子文部科学相と面会後に記者団に述べた。

　山本氏は文科省のほか、国土交通省や厚生労働省、環境省などからも「しっかり人を出してもらえると確認できた」と説明。検討会では、早期登録実現への戦略を議論する。

　面会では山本氏と馳浩石川県知事が、遺産登録への支援を求める３２道県知事の要望書を永岡氏に提出した。馳氏が「関係省庁で検討会をつくりたい。温泉文化の保護を２０２３年の成長戦略にも位置付けてほしい」と訴えた。

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