2023.02.17 18:00
福井大教授を減給処分 論文査読で不適切行為
福井大の友田明美教授が自らの論文の「査読」で不適切な行為をしたとして、福井大は17日、同教授を減給の懲戒処分にした。減給額は非公表としている。不適切行為を認定した他の2人の処分の有無は明らかにしていない。
福井大によると、友田教授は、学術誌に投稿した論文の査読者3人からメールで依頼を受け、教員ら2人に指示して査読コメント案を作成させた。査読者は返信されたコメント案を利用して学術誌出版社に提出、論文が学術誌に掲載された。
上田孝典学長は「関係者にご迷惑をおかけし深くおわびする。科学者に求められる研究倫理を徹底し、再発防止に努める」とのコメントを出した。