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2023.02.17 17:47

同意年齢、16歳に引き上げ 性犯罪要件見直し、法制審

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 刑法の性犯罪規定改正の要綱などを議論した法制審議会の総会=17日午後、法務省

 法制審議会(会長・井田良中央大大学院教授)は17日、刑法の性犯罪規定改正の要綱を斎藤健法相に答申した。性行為の同意を自分で判断できるとみなす「性交同意年齢」を13歳から16歳に引き上げ、16歳未満との行為を処罰対象にする。また「暴行・脅迫」といった強制性交罪などの処罰要件を、同意しない意思の表明などが難しい状態にして性的な行為をしたことと改める。性的部位や下着を盗撮する「撮影罪」も新設。政府は今国会への改正案提出を目指す。


 性交同意年齢は、若年者を保護する目的で規定。現行の13歳は明治時代から変わらず、社会情勢の変化に対応していないとの指摘があった。改正により、16歳未満への行為は同意の有無にかかわらず処罰対象となる。近い年齢同士なら罰せず、13~15歳との行為は、加害者が5歳以上年上のケースを対象とする。


 強制・準強制性交罪、強制・準強制わいせつ罪をそれぞれ統合。処罰要件を「同意しない意思の形成、表明、全う」のいずれかが難しい状態にした場合とし、要因となる行為・状態8項目を例示した。

(c)KYODONEWS

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