2023.02.17 09:58
米テスラ、36万台リコール 自動運転機能で衝突の懸念
米テスラのロゴ=昨年4月、米カリフォルニア州(ゲッティ=共同)
【ニューヨーク共同】米電気自動車(EV)大手テスラが、米国内で「FSDベータ版」と呼ぶ自動運転機能を搭載した車両36万2758台をリコールすることが16日、分かった。米道路交通安全局(NHTSA)が明らかにした。FSD作動中、黄色信号が点灯している時に交差点に進入するなど衝突の可能性が懸念されるという。
リコール対象は2016~23年タイプの「モデルX」「モデルS」など。テスラはオンラインによるソフトウエアの更新を無料で実施する。
EV販売で業界をリードするテスラは昨年も自動運転機能に関連して5万台超のリコールが判明するなど、車両の安全性を巡る問題が議論になっている。