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2023.02.16 16:05

ウクライナ隊、トルコで救助活動 戦禍の祖国から地震被災地へ

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 トルコ・アンタキヤでがれきの下敷きになった女性の捜索に加わるウクライナのチーム(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター=共同)

 大地震で被災したトルコでは、外国から駆けつけた多数の救助隊が活動。ロシアの侵攻を受けたウクライナのチームもその一つ。祖国が戦禍にありながらも、多数の犠牲者が出ている被災地の現状に思いを寄せ「少しでも助けになりたい」と意気込んでいた。


 トルコ南部アンタキヤを15日に訪れると、大きく傾いたり、原形をとどめず崩落したりした無数の建物がそのままの状態で残っていた。ウクライナの救助隊も懸命な作業を続けていた。


 トルコはウクライナとロシア双方と良好な関係を維持し、仲介外交を展開してきた。ウクライナのゼレンスキー大統領は地震翌日の7日、救助隊をトルコに送り出したと表明。救助隊の広報担当者によると、現在は約90人がアンタキヤで活動する。14日には地震から200時間以上過ぎて、がれきから女性を救出する活躍も見せた。


 「ウクライナでもトルコでも、たくさんの人々が亡くなった。地震と戦争の違いはあるが、悲しみを共有している」と隊員のユーリーさん(35)は強調した。(アンタキヤ共同)

(c)KYODONEWS

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