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2023.02.15 23:30

ロシア、膨大な戦力損失 侵攻1年、英戦略研が分析

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 【ロンドン共同】英国のシンクタンク、国際戦略研究所(IISS、ロンドン)は15日、世界の軍事情勢を分析した報告書「ミリタリー・バランス」の2023年版を公表した。ロシアは昨年2月のウクライナ侵攻以降、主力戦車T72の50%を失うなど膨大な戦力を損失。ウクライナ軍も消耗しているが、欧米の支援で「変革が始まっている」と分析した。


 侵攻から1年となるのを前に、報告書はロシアとウクライナの双方が疲弊していると指摘。ロシア軍は旧ソ連開発の戦車T72B3とT72B3Mの約50%を損失し、旧式戦車の投入を余儀なくされ、戦闘機の6~8%も失ったとした。


 ウクライナ軍は侵攻前に保有していた戦闘機の約半分を失ったとみられる。ただ、西側諸国の支援で軍事力は飛躍的に向上。東欧諸国からもソ連時代の戦車の提供を受け装備が増強されたという。


 スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟申請をはじめ、侵攻は欧米の安全保障に「大きな影響を与えた」と強調した。

(c)KYODONEWS

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