2023.02.15 16:22
外国人部隊に「日本人3人」 最大のジョージア隊司令官
ウクライナの首都キーウのジョージア部隊の詰め所で取材に応じるマムカ・マムラシュビリ司令官=12日(共同)
【キーウ共同】ウクライナ最大の外国人部隊「ジョージア(グルジア)部隊」のマムカ・マムラシュビリ司令官(44)が15日までに共同通信の取材に応じ、部隊に日本人3人が参加していることを明らかにした。
12日にバフムトから帰還し、首都キーウ(キエフ)で取材に応じたマムラシュビリ氏によると、ジョージア部隊は2014年に始まったウクライナ東部紛争から戦線に参加。現在は約1800人で昨年2月のロシア侵攻時よりも増えたという。7割がジョージア人、3割が米国や欧州、アジアなど33カ国からの出身者で構成される。
ジョージア部隊の運用は全体で作戦行動するのではなく、技能の高い12~20人の小隊が約30あり、各地のウクライナ軍旅団に組み込まれている。
小隊は最前線での偵察や強襲など危険な任務に当たり、日本人3人のうち2人が所属する。マムラシュビリ氏は日本人兵の印象について「勇敢で規律がある」と語った。
14年以降、同部隊には日本人がこれまで累計10人以上が参加。ロシアの侵攻後、日本人兵士の犠牲者はいない。