2023.02.15 15:39
ロシア成長率マイナス2・5% 22年、制裁効果限定的か
モスクワの商業施設内の閉店した「ユニクロ」店舗=11日(共同)
ロシアの2022年の国内総生産(GDP)が、前年比マイナス2・5%程度となることが15日分かった。ロシア中央銀行が同日までに示した予測で、正式な成長率はロシア連邦統計局が近く発表する見通し。日米欧による原油の輸入禁止などの制裁効果で2桁の大幅減と当初みられていたが、中国やインドが買い支えたこともあり経済は持ちこたえた。
ロシア中銀は23年の成長率をプラス1%からマイナス1%と予測し、プーチン大統領は「今年は小幅な成長が見込まれる」と自信を示した。経済制裁で戦費調達をできないようにする日米欧のもくろみは実現に至っていないようだ。