2023.02.14 09:06
GDP、年率0・6%増 10~12月、2期ぶりプラス
実質GDP成長率の推移
内閣府が14日発表した2022年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0・2%増、年率換算で0・6%増だった。プラス成長は4~6月期以来2四半期ぶり。海外経済の減速懸念から企業の設備投資が減少したが、旅行需要の回復により個人消費が堅調で景気を下支えした。22年の実質GDPは前年比1・1%増で、21年の2・1%増から成長が鈍化した。
10~12月期は新型コロナウイルスの流行「第8波」が広がったものの、感染対策と経済社会活動を両立する「ウィズコロナ」が浸透し、外出機会が増加した。インバウンド(訪日客)の増加も寄与した。