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2023.02.14 05:32

植田日銀総裁を国会提示 政府人事案、戦後初の学者

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 左から植田和男氏、氷見野良三氏、内田真一氏

 政府は14日、4月8日に任期満了を迎える日銀の黒田東彦総裁(78)の後任として、元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏(71)を充てる人事案を衆参両院の議院運営委員会理事会に提示した。学者出身の総裁は戦後初となる。2人の副総裁候補は前金融庁長官の氷見野良三氏(62)と日銀理事の内田真一氏(60)。衆参両院の同意を得て総裁は4月9日、副総裁は3月20日に就任する。任期はいずれも5年。


 衆参両院の議運委は3人から金融政策運営の考えを聞く所信聴取を24日以降に実施する方向。植田氏は14日朝、東京都内で記者団に「国会で、きちんといろんな質問にお答えします」と述べた。人事案への異論は目立たず、3月上旬から中旬の衆参本会議で可決される公算が大きい。


 黒田氏が2013年4月に始めた大規模緩和策は、急激な円安や金融市場の機能低下といった副作用が目立つ。異次元の金融政策を正常化させる「出口」を探ることが新体制の課題となる。

(c)KYODONEWS

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