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2023.02.11 16:19

次期総裁植田氏は「決断力ある」 米元政府高官ら発言

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 植田和男氏

 【ニューヨーク、ワシントン共同】日銀の次期総裁に経済学者の植田和男氏が起用される方向となった。米国では10日、米マサチューセッツ工科大で学んだ植田氏について元米政府高官が「決断力がある」と述べるなど、今後の日銀の政策も含めさまざまな意見が出た。


 米国のサマーズ元財務長官は米ブルームバーグテレビで植田氏について「学者らしい柔らかな語り口だが、決断もできる」と評価。一方で長期金利を操作する今の日銀の金融政策は「維持できるとは思えない」とし「(植田氏の)手腕が試されることになる」と指摘した。


 米金融サービス、オアンダのエドワード・モヤ氏は、日銀審議委員を務めていた植田氏が2000年8月のゼロ金利政策の解除に反対したことを挙げ「金融引き締めに積極的でないため、意外な人選だ」とした。


 米紙ウォールストリート・ジャーナルは、植田氏を「ゼロ金利政策の支持者として知られる」と紹介。植田氏が昨年、新聞への寄稿で、日銀が長期金利を固定することについて「投機」の対象になるなどと問題点を指摘していたことを報じた。

(c)KYODONEWS

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