2023.02.11 08:44
伊野商高バンドが全国Ｖ、３年生３人組「熱い演奏できた」 卒業後もプロの夢追う
バンドの全国大会で最優秀に輝いた「Ｐｉｅｒｃｅ」の３人（いの町の伊野商業高校）
ボーカル兼ベースの村田涼弥さん（１８）、ギターの堀綾冴（りょうご）さん（１８）、ドラムの片岡明将（あすま）さん（１８）。
同発表会は音楽に取り組む高校生の活躍の場を増やそうと、高知、広島両県の高文連軽音楽専門部が実行委を立ち上げ、１月２９日に広島市で開催。予選を勝ち抜くなどした１１都府県の１８組が集まり、高知からは伊野商高と室戸高、小津高、土佐高の４組が出場した。
ピアスはオリジナル２曲を披露。「学校生活最後の大会。楽しむことだけ考えた」（堀さん）というパフォーマンスで、審査員から「会場を巻き込んだライブ感がとても良かった」などと高評価を得た。
３人は昨年５月、全国アマチュアバンド選手権四国予選で最優秀賞を獲得。ただ８月の本大会では音響のトラブルもあって入賞を逃しており、村田さんは「力を出し切れず不完全燃焼だった」と振り返る。その後は常に本番のイメージを持ち、それぞれが自宅での練習量を増やした。発表会ではその成果が見事表れ、片岡さんは「努力を積み上げた最高の演奏ができた」と喜んだ。
３人は卒業後、アルバイトをしながら高知市内のライブハウスを拠点に活動を続ける。「まだまだ演奏技術は低い。必死に練習し、メジャーデビューを目指して頑張る」と力を込めている。（谷川剛章）
