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2023.02.10 17:50

偵察気球、習氏は関知せず 米当局、背景分析進める

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 7日、大西洋で潜水機を使って偵察気球の残骸を捜索する爆発物処理班(米海軍提供・共同)

 【ワシントン、北京共同】米政府当局者は9日、議員団への非公開の説明で、米本土上空に中国の偵察気球を送り込む決定について、習近平国家主席は関知していなかったとの見方を示した。中国共産党や中国人民解放軍の最高幹部も同様に知らなかったとみて、背景の分析を進めている。CNNテレビが報じた。


 国務省高官は、これまでの気球による偵察の大半は人民解放軍が直接指示していたと指摘。米政府は、今回の事態に至った経緯について中国側も検証中とみている。


 中国外務省の毛寧副報道局長は10日の記者会見で「(気球が)不可抗力で米国に誤って進入した。中国は何度も説明し、立場を鮮明にしている」と述べた。

(c)KYODONEWS

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