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2023.02.10 17:06

コロナ議事録請求訴え却下 専門家会議、概要のみ開示

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 2021年7月、厚労省で開かれた新型コロナウイルス感染症対策を助言する専門家組織の会合

 新型コロナウイルス対策の専門家会議の議事録について、情報公開請求で国が開示した内容は不十分だとして、NPO法人「情報公開クリアリングハウス」が開示決定処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は10日、訴えを却下した。


 国が情報公開請求に対し、2020年8月に開示したのは議事概要と配布資料にとどまり、原告側は詳細な議事録の開示を求めていた。


 市原義孝裁判長は、政府は当時、発言者と発言内容をひも付けた形で記載した記録を作成していなかったと指摘。国は請求を受けた文書を全て開示していると判断した。


 判決後、情報公開クリアリングハウスの三木由希子理事長は東京都内で記者会見。「検証可能にするために詳細な議事録は必要」と話し、控訴を検討する意向を示した。


 専門家会議を巡っては、政府が詳細な議事録の作成を見送り、批判が相次いだ。衣替えした新型コロナウイルス感染症対策分科会では、速記録を作成する方針を決めた一方、当面は非公表とし、発言者を特定した議事概要を速やかに公表するとした。

(c)KYODONEWS

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