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2023.02.10 13:46

岡口判事の投稿訴訟、遺族側控訴 名誉毀損、一部認めず不服

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 仙台高裁の岡口基一判事

 仙台高裁の岡口基一判事(56)によるSNSへの投稿で侮辱されたとして、東京都江戸川区の女子高生殺害事件の遺族が岡口氏に計165万円の損害賠償を求めた訴訟で、遺族側は10日、一部の投稿を名誉毀損と認めなかった1月27日の東京地裁判決を不服として控訴した。


 遺族は2015年に殺害された都立高3年岩瀬加奈さん=当時(17)=の両親。父正史さん(53)は取材に、判決で3件中1件の投稿で不法行為が認定された部分は妥当としつつ、現職の裁判官が投稿した点や、岡口氏が投稿を執拗に繰り返した事態が十分に考慮されず「納得のいかない部分がある」としている。


 判決は、岡口氏が「遺族は俺を非難するようにと東京高裁事務局などに洗脳されている」と投稿した内容に関し「人格を否定する侮辱的表現」と不法行為の成立を認め、計44万円の賠償を命じた。一方で「首を絞められて苦しむ女性の姿に性的興奮を覚える性癖を持った男」「そんな男に、無惨にも殺されてしまった17歳の女性」などとした2件は表現の自由などを理由に請求を退けた。

(c)KYODONEWS

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