2023.02.10 09:09
高速有料2115年まで 老朽化改修や4車線整備対応
首相官邸
政府は10日、高速道路の料金徴収期限を2065年から2115年まで延長することを柱とした道路整備特別措置法など関連法改正案を閣議決定した。老朽化した橋やトンネルの改修のほか、高速道4車線化の費用を確保するため。
2005年の道路公団民営化に伴い、政府は50年までの料金徴収で建設費を回収し、高速道を無料開放する方針を決定。だが、12年に起きた中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故を受け、老朽化対策費を賄うため期限を65年に延長していた。
事故を機に点検も強化され、損傷や劣化が次々と判明。高速道路5社は、千キロの改修経費として新たに計1兆5千億円が必要と発表した。