2023.02.10 08:35
新疆の強制労働排除へ決意 米次官「日本と一層協力」
インタビューに応じるウズラ・ゼヤ米国務次官
米国務省で人権や民主主義を担当するウズラ・ゼヤ次官は9日夜、東京都内で共同通信のインタビューに応じ、中国新疆ウイグル自治区の強制労働を含む人権侵害を排除したサプライチェーン(供給網)づくりに向け「決意と多国間・2国間協力がさらに必要だとの認識を日米は共有している」と述べた。先進7カ国(G7)の議長国を今年務める日本の取り組み強化に期待も示した。
日米は先月、サプライチェーンから人権侵害を排除するための作業部会を発足させた。ゼヤ氏は米国で昨年施行された新疆産の物品輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法」に触れ「政府全体の責任」で取り組んでいると説明した。(共同)