2023.02.07 09:58
11人酸欠、静岡県警が実況見分 バイオマス発電所の建設現場
静岡県御前崎市にある御前崎港バイオマス発電所の建設現場で男性作業員11人が酸欠を起こしたとみられ、うち1人が死亡した事故で、県警は7日、現場のバグフィルターなどを実況見分した。バグフィルターは発電設備の粉じんなどを集める装置で、一部は溶接作業中に酸欠になった可能性がある。県警は業務上過失致死傷容疑も視野に原因や経緯を調べる。
県警などによると、事故は6日午後に発生。11人のうち、御前崎市の会社員本郷登さん(70)が同日、死亡した。本郷さんはバグフィルター内で倒れていたという。
同発電所は中部電力や再生可能エネルギーを手がけるレノバ(東京都中央区)などが建設を進めている。