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2023.02.06 08:42

センバツ2年連続出場!高知高校、力を蓄え躍動の春へ

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【フルスイング】強く、速く。一振りに魂を込める。甲子園でどんな速球も打ち返すために(写真はいずれも高知市尾立)

【フルスイング】強く、速く。一振りに魂を込める。甲子園でどんな速球も打ち返すために(写真はいずれも高知市尾立)


 2年連続のセンバツ出場を高知は射止めた。打力で押して2回戦に進んだ昨年と違い、現チームは守り勝つ野球が信条。これまでの戦績が粘り強さとしぶとさを物語る。

 夏の県新人大会を制したものの、秋季四国大会県予選は宿敵・明徳義塾に屈し、準優勝。四国大会は主軸を負傷で欠き、万全のチーム状態ではなかったが、一丸の戦いで準決勝に駒を進めた。

 その準決勝は優勝した英明(香川)に2―4で惜敗。センバツ出場は微妙な情勢となったが、選考委員会は九回に一打同点の好機をつくり、優勝校を追い詰めたことを高く評価。四国3枠目となる甲子園への切符をつかんだ。

 昨年のチームよりも打力で劣る分、新チーム発足時から「守りからリズムをつくる」との意識を共有。内野陣を中心に球際の強さを追い求めてきた。四国大会の1回戦と準々決勝は序盤の劣勢を守りでしのぎ、後半に大量点を奪って勝利をもぎ取った。

 冬場はセンバツ出場への望みをつなぎながら猛練習に励んだ。筋力トレーニングでパワーを付けつつ、シートノックでは守りの連係や走塁を日々再確認。常に実戦を想定した鍛錬で、攻守の精度に磨きを掛けている。

 しぶとく、粘る―。チームカラーを体現する、躍動の春が間近に迫る。大舞台で輝きを放つため、貪欲に力を蓄えている。

 写真・森本 敦士
 文 ・五十嵐隆浩

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【全力ダッシュ】きつい走り込みもいとわない。守りに攻めに、ここぞの場面で生きてくる

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【堅守の礎】走者入りノックは実戦さながらの緊張感。隙を見せない練習が堅守の礎になる

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