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2023.02.05 16:45

被爆建物は生き証人、守り継いで 広島の市民団体、犠牲者を慰霊

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 原爆資料館で開かれた集会で犠牲者を慰霊し、献花する参加者=5日、広島市

 広島市に残る最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠」の保存を求める市民団体が5日、被爆死した犠牲者を慰霊する集会を原爆資料館で開いた。爆心地から約2・7キロの被服支廠は原爆投下後に救護所となり、運び込まれた多くの被爆者が亡くなった。被爆者で共同代表の切明千枝子さん(93)は「被服支廠は戦争のむごさを見てきた生き証人。守り継いでほしい」と語った。


 集会に参加した市民ら約60人が黙とうし、献花した。一方で、被服支廠で作られた軍服などは戦地に供給された経緯があり、学徒動員で作業にあたった切明さんは「加害」の面も強調。「再び戦争に使われてはならない」と訴えた。

(c)KYODONEWS

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