梅ほころぶ高知城　立春、柔らかな日差し

2023.02.04 08:33

梅ほころぶ高知城　立春、柔らかな日差し

高知新聞社

ふわりと開いた雲竜梅（高知城）

　４日は二十四節気の「立春」。高知城では柔らかい日差しを浴びて、梅の花がぽつぽつほころび始めた。

　天守西にある梅の段。今年の開花は遅く、１月末から咲き出した。八重咲きの雲竜梅に続いて、白梅と紅梅も１輪、２輪と花を増やしている。毎日、散歩に訪れる男性は「花を見ると、ほっとするねえ。きょうも日記に付けちょこう」と目を細めていた。

　高知地方気象台によると、県内は日曜まで晴れる見込みだが、月曜から崩れそう。気温は、平年並みか平年を上回るという。

　暦の上では春でも、花を咲かせた梅はまだ数本。固いつぼみが日に日に膨らむにつれ、春が近づく。少しずつ、少しずつ…。（森本敦士）

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