2023.02.02 18:22
クルーズ船のコロナ解雇訴訟和解 プリンセス号運営法人
20年に新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」
新型コロナの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を運航する日本法人の元従業員3人が、業績悪化を理由に解雇されたのは違法だとして、地位確認などを求めた訴訟は2日までに、うち2人について東京地裁(伊藤由紀子裁判長)で和解が成立した。原告側によると、法人側が遺憾の意を示して解雇を撤回し、合意退職とする内容。解決金の支払いの有無は公表していない。
訴状によると、日本法人「カーニバル・ジャパン」(東京)は20年6月上旬、従業員67人のうち24人に対し退職を勧奨。原告の3人は応じず、労働組合「連合ユニオン東京」に加入して団体交渉したが、同年6月30日付で解雇された。