2023.01.31 10:45
知床3カ所に携帯基地局 沈没受け通信エリア拡大
北海道・知床半島のカシュニの滝(中央)。観光船はこの海域付近で沈没した=22年4月(共同通信社ヘリから)
北海道の知床半島沖で昨年4月に発生した観光船沈没事故を受け、総務省は31日、半島周辺の通信エリア拡大に向けて、3カ所に携帯電話の基地局を設置する方針を明らかにした。2023年度以降にサービスの提供を始める。つながりにくい場所を減らし、現地を訪れる人の安全の確保や不安解消につなげる。
基地局はNTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯電話事業者4社が共同で整備する。
総務省や携帯4社は、知床半島周辺の通信状況を改善するため、昨年8月に現地調査を実施するなど、基地局を設置する候補地の検討を進めてきた。