2023.01.22 22:11
独仏、ロシア侵攻非難し絆演出 和解のエリゼ条約締結60年
22日、フランス・パリで並んで歩くマクロン大統領(右)とドイツのショルツ首相(AP=共同)
【パリ、ベルリン共同】フランスとドイツ両政府は22日、度々戦火を交えた両国の和解を進める礎となった独仏協力条約(エリゼ条約)締結60年を記念する式典をパリで開いた。両国首脳は演説で、欧州に再び戦禍を招いたロシアのウクライナ侵攻を共に非難し、平和回復に向けてウクライナ支援の継続を明言、独仏の絆を演出した。
ソルボンヌ大で行われた式典でドイツのショルツ首相は「プーチンの帝国主義は勝利しない。欧州の平和の計画を守るため、私たちは必要な限りウクライナを支援し続ける」と強調。フランスのマクロン大統領も「私たちの支援は衰えることなくあらゆる分野で継続する」と述べた。