2023.01.19 16:33
択捉島の元国民学校が全焼 戦後も日ソの子が共に学ぶ
北方領土・択捉島の中心集落・紗那(ロシア名クリーリスク)で17日朝、1938年に建設された国民学校が全焼した。火災当時は無人だった。ロシア極東サハリン州のメディアが19日までに伝えた。戦後しばらく日本とソ連の子どもが共に学び、その後は消防署や図書館、体育館として利用されたという。
千島歯舞諸島居住者連盟(札幌市)にも択捉島在住のロシア人から通訳会社を通じて連絡があった。連盟によると、学校は「紗那尋常高等小学校」として建てられ、その後「紗那国民学校」に改称された。