2023.01.19 12:27
損傷修復せず2年以上運航 報道ヘリ、静岡の会社勧告
報道用ヘリコプターの整備中に誤って機体を損傷したのに修復しないまま約2年3カ月にわたって運航を続け、整備記録も改ざんするなどしたとして、国土交通省東京航空局は19日までに、ヘリのチャーター運航などを手がける静岡エアコミュータ(静岡市)に業務改善勧告を出した。安全統括管理者の職務について改善措置を講じるよう警告書も出した。18日付。
東京航空局と同社によると、2020年7月の整備中に誤ってヘリの床に損傷を生じさせた。整備責任者は軽微なものと判断して修復せず、22年11月になって「損傷を修復した」と報告した。その後の東京航空局の検査で未修復と判明した。