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2023.01.19 08:40

洋菓子製造「スウィーツ」新工場起工 「シューラスク」「アイスブリュレ」増産へ 高知・香美市のテクノパーク、9月操業

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スウィーツ新工場のイメージ図(同社提供)

スウィーツ新工場のイメージ図(同社提供)

 「田野屋塩二郎プチシューラスク」などで知られる洋菓子製造のスウィーツ(南国市物部)が9月の操業開始を見込み、香美市土佐山田町の高知テクノパークに総額10億円を投じて新工場を整備する。現在、ひまわり乳業内にある本社兼工場と比べて4倍の広さになり、生産能力を大幅に上げて商品開発を強める。

 スウィーツは2006年創業。シューラスクのほか、「西山金時スウィートポテトロール」「ジャージー乳のアイスブリュレ」など、全国コンテストで1位となる人気商品を次々と送り出している。社員58人で、22年12月期の売上高は4億4千万円。

 現在の本社兼工場は、製造部分が172平方メートルと手狭で、製造ラインを商品ごとに組み替えるなど非効率だった。注文を受けきれないケースもあり、新工場整備を検討。災害リスクの低さや現工場からの近さから同パークに決め、昨年8月に7886平方メートルの区画を県から1億2500万円で購入した。

 新工場は鉄骨2階建てで製造部分は712平方メートルとなり、現工場の4・1倍に。製造ラインは現状の1ラインから、生菓子、焼き菓子、プリン・ブリュレの3ラインに増やす。20人を新規雇用し、28年12月期のフル操業時にはさらに6人増やす計画で、売上高12億円を見込む。現本社・工場は閉める。

 18日に高知テクノパークで起工式があり、春田聖史社長は「新工場は排水処理能力を高め、太陽光施設を設置するなど環境面にも配慮した。室温や湿度の管理もしやすく、品質の安定につながる。これまで出したくても出せなかった商品も開発したい」と話した。

 同パークはこれで全7区画のうち5区画が埋まり、1区画が商談中となっている。(大山泰志)

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