2023.01.17 16:22
12月のビール類販売、2社減少 感染者増で飲食店向け縮小
量販店に積み上げられた缶ビールなど=2022年
ビール大手4社が17日発表した2022年12月のビール類販売実績は、2社が前年同月を下回った。10月に一斉値上げがあったことによる影響は和らいだが、新型コロナウイルスの感染者数増加などを受け、飲食店向け需要が縮小。市場全体では前年同月比5%減となった。
ビールと発泡酒、第三のビールを合わせた販売数量はキリンビールが7%減、サッポロビールが4%減。サントリーは糖質ゼロの「パーフェクトサントリービール」が堅調で1%増となった。売上金額ベースで公表しているアサヒビールは、値上げで商品単価が上がったため前年並みだった。