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2023.01.17 08:31

島の正月は豊漁豊作願って真剣勝負!大月町柏島、60人が「しめ引き」

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しめ飾りの付いた綱を引き合った「しめ引き」(大月町柏島)

しめ飾りの付いた綱を引き合った「しめ引き」(大月町柏島)

 大月町柏島でこのほど、大漁や無病息災を願う「しめ引き」が行われ、島民約60人が懸命に綱を引き合った。

 100年ほど前から続く伝統行事で、毎年、正月のしめ飾りが下ろされる1月14日に行われる。長さ約100メートルの綱を住民が南北に分かれて引き合い、勝った地区はその年、豊漁豊作に恵まれると言い伝えられている。

 14日午後7時前、「ドンッ、ドドンッ」と軽やかな太鼓の音が鳴り響くと、老若男女が島を南北に貫く道路に続々と集まり、3番勝負がスタート。各地区が「よいしょ! よいしょ!」と声を合わせて一進一退の熱戦を繰り広げた。

 今年は2勝1敗で南側の「本町・土居町」地区が勝利。勝負後は「お疲れさん」と地区にかかわらず健闘をたたえ合った。

 Uターン者で、約半世紀ぶりに参加したという的場善幸さん(68)は「懐かしい島の正月。いい一年にしたい」と笑顔。サンゴ漁師の大堀靖人さん(59)は「これで今年は大漁になる」と額の汗をぬぐっていた。(坂本出)

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