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2023.01.14 17:31

78歳原告「人生返して」 熊本、強制不妊でシンポ

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 旧優生保護法からの被害救済を訴え、デモ行進する人たち=14日午後、熊本市

 旧優生保護法下で不妊手術を強いられたとして、熊本県の2人が国に損害賠償を求めた訴訟の判決を前に、支援団体は14日、熊本市内でシンポジウムを開き、原告の渡辺数美さん(78)は「本人の意見も聞かずに、国の都合で睾丸を取るなんて人の道に反している。人生を返して」と訴えた。熊本地裁判決は23日。


 会場には約100人が集まった。支援者の平野みどりさんは、2016年に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件に言及。「今も優生思想ははびこっている。誰ひとり取り残されない社会をつくらないといけない」と話した。


 シンポ後には繁華街をデモ行進した。

(c)KYODONEWS

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