2023.01.14 16:24
「ヤングケアラー」認知進まず 3割「聞いたことない」
ヤングケアラーの認知度
病気の親や幼いきょうだいを世話する子どもを指す「ヤングケアラー」という言葉を聞いた経験がない人が27・2%いることが14日、朝日生命保険の調査で分かった。「聞いたことはあるが意味が分かっていない」は15・9%。認知が進まない状況が浮かび上がった。家族の世話が重荷となっている子の発見や支援の遅れが懸念される。
負担を自覚していない子もおり、周囲が理解を深め、気付いて声掛けすることが重要とされる。
昨年9~10月にインターネットで調査し、男女2630人の有効回答を得た。ヤングケアラーの「意味が分かっている」と答えた人は56・9%だった。