2023.01.13 16:10
輸入米検査で業務停止命令へ 穀物検定協会、聴聞に出席せず
農林水産省
農林水産省は13日、輸入米の一部で不適切検査があった問題で、日本穀物検定協会(東京)に農産物検査法に基づく改善命令と3カ月間の外国産農産物検査の業務停止命令を出す方針を固めた。協会側から意見を聞く「聴聞」を13日に開いたが、協会は出席せず、申し開きがないものと判断した。1月中をめどに正式決定する。
協会の関西神戸支部は昨年8月、政府が買い入れる米国産の輸入米約23トンについてカビや水ぬれなどの異常疑いを発見したにもかかわらず、その部分を避けて検査。買い入れ条件を満たしているとして検査証明書を交付するなどした。