2023.01.13 15:17
IMF、日銀は金融緩和策維持を 修正は適切とも指摘
講演するIMFのゲオルギエワ専務理事=2022年7月、東京都内
【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は12日、日本の物価上昇圧力は低く、日銀は金融緩和策を維持すべきだとの考えを示した。日銀が2022年12月に決めた金融緩和策の修正は適切だとも指摘した。ロイター通信が報じた。
日銀は緩和策の修正として、長期金利の上限を0・25%程度から0・5%程度に引き上げた。市場では、来週の金融政策決定会合でさらなる修正に踏み切るとの見方もある。
ゲオルギエワ氏は「日銀は物価の急激な上昇やインフレなどに直面しているわけではない」とも強調した。