2023.01.11 10:42
米下院、対中国の特別委を設置 競争激化、知財など調査
【ワシントン共同】米下院は10日、中国との競争に関する特別委員会を設置する決議案を超党派の賛成多数で可決した。外交や軍事、司法など各常任委員会にまたがる中国の知的財産権侵害や台湾、人権などの問題を調査し、政策や立法に関する提言をまとめて対応策を打ち出す狙い。
対中競争が激化する中、米国では超党派で中国の活動に懸念が高まっている。10日の採決結果は賛成365、反対65で、多数派の共和党に加えて民主党からも146人が賛成に回った。
特別委の正式名称は「米国と中国共産党の戦略的競争に関する特別委員会」。対中強硬派の共和党ギャラガー議員が委員長を務める。