2023.01.10 18:54
外国人、2年ぶり売り越し 22年の株式売買状況
東京証券取引所
東京証券取引所が10日発表した2022年の投資家別株式売買状況によると、外国人投資家は2年ぶりの売り越しとなった。売越額は東京・名古屋の2市場で2兆2500億円だった。ロシアによるウクライナ侵攻や、各国中央銀行の金融引き締めによる世界経済の減速懸念から、投資家心理が悪化した。
22年はロシアのウクライナ侵攻を受け、リスク回避姿勢から売りが膨らんだ。その後も米連邦準備制度理事会(FRB)などがインフレ沈静化のため利上げに動き、景気の先行き不安から資金を引き揚げる動きにつながった。
一方、個人投資家は2年連続の買い越しとなり、買越額は1兆1774億円だった。