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2023.01.09 08:36

〈しまんとどーん〉季節のトッピング多彩の豚丼―ほっこり味めぐり(7)リバーサイドみち(四万十町昭和)

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地元に密着する記者が、身近な名店と名物料理を紹介します。
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四万十ポークと地元野菜を使った「しまんとどーん」

四万十ポークと地元野菜を使った「しまんとどーん」

 四万十町昭和の食堂「リバーサイドみち」は、四万十川が〝最後の清流〟ブームに沸いた32年前に開店した。「全国から汽車(JR予土線)で来る、車で来る。朝昼晩、ご飯を炊いたもんよ」。店を切り盛りする植村美智子さん(70)が振り返る。

来客を待つ植村活光さんと美智子さん。アットホームな雰囲気も店の魅力だ

来客を待つ植村活光さんと美智子さん。アットホームな雰囲気も店の魅力だ

 板前の夫、活光(かつみ)さん(71)と二人三脚。当初のメニューはさほど多くなかったが、客のリクエストもあってアユの塩焼きやうな丼などが加わり、今は約30種に増えた。野菜やコメは自家栽培を含めた「十和産」で、ショウガは無農薬にこだわる。

 店はキャンプやラフティングの拠点となるふるさと交流センターに隣接。清流ブームが去ったとはいえ県外客は少なくなく、中でも注文が多いのが「しまんとどーん」だ。

 町特産の四万十ポークをニンニク、リンゴなどを入れた甘辛の自家製だれを絡めて焼き、ご飯に盛った豚丼。その上に芋てんや山菜とシイタケの甘煮、半熟卵などを「どーん」と載せて腹を満たしてくれる。

 トッピングは季節によっても変わるそう。美智子さんは「近ごろのキャンプ客は自分でご飯作るし。新型コロナは打撃もえいとこ」と苦笑しつつ「お客さんを呼ぶには何かせんとねえ」と、夏場は女性客向けに食べられる花も載せ、見た目でも楽しませている。

 そんな心配りがファンをつくるのか、県外客から特産品が届くこともあり、温かな交流が続いている。(小林司)

 【メモ】しまんとどーんは千円。営業は午前8時から午後7時ごろまで。火曜定休。四万十町昭和669の2。JR土佐昭和駅から徒歩約10分。電話0880・28・5590。

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