2023.01.07 08:55
日米、人権侵害を供給網から排除 作業部会発足、サイバーでも協力
米ホワイトハウスで覚書に署名した西村経産相(右)と米通商代表部のタイ代表=6日、ワシントン(共同)
【ワシントン共同】日米両政府は6日、国際的なサプライチェーン(供給網)から人権侵害を排除するため、両国の関係当局による作業部会を発足させた。中国新疆ウイグル自治区の強制労働問題などを念頭に日本企業が米国の法規制に対応しやすいよう意見交換や情報共有を進める。また、サイバーセキュリティーに関する協力を強化することも決めた。
西村経産相が6日、米通商代表部のタイ代表とホワイトハウスで面会し、作業部会の設置に関する覚書に署名した。
作業部会には日本側からは経産省と外務省、米側はUSTRや商務省、国務省、国土安全保障省などが参加する。原則として半年ごとに開催する。