2023.01.05 18:20
山形の土砂崩れ、雪解け水影響か 現地調査、避難長期化も
山形県鶴岡市の土砂崩れ現場で、現地調査を実施する県と市の調査団=5日午後
山形県鶴岡市で昨年12月31日に発生した土砂崩れで、県と市は5日、日本地すべり学会元会長の八木浩司山形大名誉教授(応用地形学)とともに現地調査を実施した。終了後の取材に八木氏は、同市内で12月に降雪があったことを踏まえ、雪解け水が斜面に浸透し、土砂崩れを引き起こした可能性が高いと指摘した。また二次災害の恐れがあるとして、住民の避難指示解除には慎重な姿勢を示した。
調査は目視が中心で約1時間半行われた。八木氏によると、斜面の土が風化して軟らかくなり、崩れやすくなっているのを確認した。雪が解けると土砂崩れのリスクが高まるという。