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2023.01.05 08:40

元関脇豊ノ島・井筒親方、タレント転身へ相撲協会を退職 高知県出身「スポーツ通じ発信」

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日本相撲協会を退職し、取材に応じる井筒親方(4日、東京都墨田区)

日本相撲協会を退職し、取材に応じる井筒親方(4日、東京都墨田区)

 高知県宿毛市出身で、2020年3月の大相撲春場所を最後に引退した元関脇豊ノ島の井筒親方(39)=本名梶原大樹、時津風部屋=が4日、同日付で日本相撲協会を退職し、タレントに転身することを明らかにした。高知新聞の電話取材に対し、個人事務所「オフィス豊ノ島」を立ち上げる意向を明かし、「40歳の節目の年に第二の人生に挑戦することを決めた。スポーツを通じて高知も発信し、人の成長につながる活動ができたら」と抱負を述べた。

 芸人顔負けの軽妙な話術で現役時代からテレビ出演が多かったが、タレント活動は「未知の世界。体も張っていろんなことに挑戦したい」と決意を示す。古里の宿毛市で少年相撲の豊ノ島杯を開催するなど、競技普及にも尽力。「相撲界を盛り上げたい気持ちは変わらないし、その素晴らしさを外に出て広く伝えたい。スポーツ全体を盛り上げたい」と話した。

 片島中学校、宿毛高校時代にいずれも全国優勝を経験。体の小さな入門希望者を対象とした第2新弟子検査に合格し、02年初場所で初土俵を踏んだ。約170センチの身長ながら差し身のうまさと鋭い投げを生かし、三賞を10度受賞、金星を4個獲得した。通算成績は703勝641敗68休。幕内在位は71場所で、三役通算13場所。引退後は部屋付きの親方として後進を指導していた。(横田宰成)

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