2023.01.01 16:05
中国、王毅氏が外交トップ 秦剛外相と強硬路線継続
中国の王毅国務委員、秦剛外相(新華社=共同)
【北京共同】中国の外相を務めてきた王毅国務委員が、外相より格上の外交担当トップである共産党中央外事工作委員会弁公室の主任に就いたことが1日分かった。台湾問題などを巡り米国と対立が深まる中、2023年も「内政干渉に反撃し、断固として国家主権を守る」と表明。就任したばかりの秦剛外相とともに強硬な外交路線を継続しそうだ。
中国外務省のサイトが1日、同弁公室主任の肩書で王氏が外交方針を述べた文章を掲載。楊潔チ氏の後継で就任したことが判明した。
王氏は文章で、22年8月のペロシ米下院議長の訪台を批判し、台湾問題は「中国の核心的な利益の中の核心」に関わると強調した。