2022.12.30 20:39
中国新外相に秦剛駐米大使を起用 対米関係重視か
秦剛氏(新華社=共同)
【北京共同】中国は30日、王毅国務委員兼外相(69)の外相職を解き、秦剛駐米大使(56)が就任する人事を決めた。台湾問題を巡り対立が続く米国との関係を重視した可能性がある。米中はブリンケン米国務長官の中国訪問で合意しており、秦氏が会談に臨む見通しだ。
30日開催された全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会で決定し、習近平国家主席が任命した。
秦氏は外務省報道局でもキャリアを積んでおり、習指導部による外交路線の発信強化への貢献も期待されたとみられる。
王氏は10月の中国共産党大会で政治局入りしており、外交担当トップに就く可能性が高い。