2022.12.30 16:51
原告団長の早川篤雄さん死去 福島原発事故の避難者訴訟
早川篤雄さん
東京電力福島第1原発事故の避難者が東電に損害賠償を求めた訴訟の原告団長を務めた僧侶の早川篤雄(はやかわ・とくお)さんが29日午後5時45分、肺炎のため福島県いわき市の病院で死去した。83歳。福島県出身。自坊は福島県楢葉町の宝鏡寺。葬儀・告別式は2023年1月7日午前11時から宝鏡寺で。喪主は長男貫之(やすゆき)氏。
原発事故で一時、町外への避難を余儀なくされ、12年に避難者が東電を相手に福島地裁いわき支部に提訴した訴訟の原告団長を務めた。最高裁で22年3月、国の基準を上回る計約7億3千万円の賠償を命じた二審仙台高裁判決が確定した。