2022.12.29 16:07
再生エネ、雇用1270万人 気候変動で転換加速、2021年
米カリフォルニア州で太陽光パネルを設置する作業員。世界の再生可能エネルギー関連の雇用で太陽光の割合が最も大きい=2020年4月(AP=共同)
太陽光や風力など再生可能エネルギー関連の雇用が世界で拡大を続け、2021年に1270万人に達したとの報告書を国際再生可能エネルギー機関(IRENA)と国際労働機関(ILO)が29日までにまとめた。世界各地で異常気象が相次ぐなど、気候変動による被害の大きさがより鮮明になり、脱炭素社会に転換する動きが加速していると指摘した。
報告書によると、12年の再生エネ分野の雇用は世界で730万人だったが年々増加し、21年は新型コロナウイルス流行の影響が残る中、前年から70万人増の1270万人に達した。最多は430万人の太陽光で、バイオ燃料、水力、風力が続いた。