2022.12.28 10:37
米、移民流入制限を継続 最高裁、審理決着まで容認
米メキシコ国境にあるキャンプで、ボランティアから食べ物や飲み物をもらうために並ぶベネズエラからの移民=23日、メキシコ・マタモロス(AP=共同)
【ワシントン共同】米最高裁は27日、近く失効予定だった新型コロナウイルス対策を名目とした陸路の移民流入制限措置について、法廷闘争が決着するまで継続を認める判断を示した。米メディアが伝えた。共和党優位の各州が、失効すれば移民希望者が南部メキシコ国境に殺到して混乱を招くとして措置の維持を求めていた。最高裁は来年2月ごろに口頭弁論を開く予定。
南部テキサス州のメキシコとの国境地帯には多くの移民希望者が集まっており、バイデン米政権に早期対応を求める声が高まっている。バイデン大統領は27日、新たな対策が必要との認識を表明した。