2022.12.27 19:11
ベア1万4千円を要求 重工大手労組、22年比4倍
三菱重工業や川崎重工業、IHIなどの重工大手の労働組合が2023年春闘で、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善として月額1万4千円をそれぞれ要求する方針を固めたことが27日、分かった。物価上昇や人への投資を踏まえ、22年春闘で要求した3500円の4倍に引き上げる。
三菱重工や川崎重工は、23年3月期の連結純利益予想について、前期比で増益を見込んでいる。堅調な業績や急激な物価上昇を考慮した経営側の回答が注目されそうだ。
連合傘下の基幹労連に加盟する重工大手の労組は要求方針を来年、それぞれ正式に決定する。