2022.12.26 17:56
再処理工場2年延期を正式決定 日本原燃、自治体に報告
青森県庁で、三村申吾知事(手前)に、使用済み核燃料再処理工場の新たな完成目標時期を報告する日本原燃の増田尚宏社長(左端)=26日午後
日本原燃(青森県六ケ所村)は26日、同村で建設中の使用済み核燃料再処理工場の完成目標を2024年度上期のできるだけ早い時期とする新たな工程を正式に決定し、県と村に報告した。従来目標は22年度上期。原燃は9月、完成時期を示さないまま、26回目となる延期を公表していた。
26日午後、青森県庁で同社の増田尚宏社長が三村申吾知事に新しい完成目標時期を報告した。六ケ所村にも同社の幹部が報告に訪れた。
再処理工場は原発の使用済み燃料から取り出したウランやプルトニウムを再利用する国の核燃料サイクル政策の中核施設。